兵庫労連

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「改定入管法」問題学習会に参加してきました。

2月10日に新長田ピアザビルで開催されました。

 昨年12月8日、たった10ヶ月の期間で十分な審議もされずに成立したこの制度。

 

 今、日本では外国人労働者の方が多く働いており、統計によると約146万人もの方が日本にいます。留学、技能実習生として受け入れをしていますが、学習会の中では過酷な労働環境を知ることができました。

 学習会は、前半は神戸大学の斉藤先生の、後半は神戸外国人救援ネットの草加さんのお話を聞きました。

 

 斉藤先生はバリバラ(バリアフリーバラエティー)という番組に出演、実際に先生が介入した事例について見ました。技能実習として、婦人服や子供服をつくるという目的できたが、実際はタオルを縫うばかり。会社からは、仕事について聞かれたら「婦人服や子供服を作っていると言え」と言われ、仕事は7:00~22:00、休憩は昼に15分・夜に30分でその時間内に食事を作って食べなければならず、トイレは3時間ごとに決められたタイミングでしか行けない。といった実態がありました。

 

 草加さんからは外国人労働者を受け入れなければならない、日本の現状について教えていただきました。日本の合計特殊出生率が2017年統計で1.43%まで低下しており、人口減少の結果、労働者が不足しているために外国人労働者を受け入れなければないことなどのお話がありました。リーマンショックの時に、24時間営業ができなくなった産業やイチゴができているのに摘み取れないなどの事象が起きましたが、それはなぜか、、、様々な分野で外国人の方が活躍しており、その方たちがリーマンショックの影響で一斉に国に帰ったことで労働者が減少した結果だとのこと。

 

 日本に夢を抱いて、勉強したくて、多大な借金をしてまで技能実習生としてきているのに、実際は勉強どころか借金も返すことができず、学びたいことも学べず、地獄のような労働時間で働かせ続けられる。こんなことがあっていいのでしょうか?

 

 兵庫労連としては、この学習会の開催などプロジェクトの一団体として参加しているので、引き続き学習などを考えていきます。また、このブログの中でも企画のご案内等させていたできますので、よろしくお願いします。

 

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