兵庫労連

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3・11

 東日本大震災が起きて、8年目になります。

 1日早い10日に兵庫では、震災メモリアルとして、原発学習を行いました。

 津波だけでなく、原発による多大な被害が出たあの地震

 ブログを書いている当の私は、20歳でした。実習中、利用者の方が見ていたテレビにふと目をやると、津波で流されている映像が流れていました。

 4歳の時に阪神淡路大震災を経験したのですが、その頃の記憶もおおむね覚えており、大震災の恐ろしさを改めて感じました。

 4年前に、所属労組の全国の青年が集まる企画が福島県で開催されました。その時は実行委員をしていましたが、当時はまだ復興の真っ最中。今もまだ、生まれ育った町に戻れない多くの方がいらっしゃいます。

 原発事故は収束していない。まだ、汚染水の問題などたくさんの問題を抱えたままの状態ですが、政府の見解は「収束した」と。だから、東京オリンピックも問題ないと。政府の対応を見ていると、何が大切なのか、すべてがめちゃくちゃに聞こえます。

 昨日行われた原発学習では、福井県にある高浜原発が事故を起こしたら、、、という題でお話していただきました。もちろん、原発周辺地域住人の方の避難訓練も必要だが、原発から逃げてきた人たちを受け入れる人も訓練が必要だと。本当にそう思います。

 過去の大震災を振り返ってみるとたくさんの問題もあります。精神的にも、体力的にも追い込まれることが、どういう結果を生むのか。また、当然のことですが、生きていくために必要な食料等の確保も大変です。全国の支援があるからこそ助かった人がいる。それは間違いありません。ただ、その支援物資の受け渡しや、受け入れ施設の準備など、いざという時に迅速に動くことが大切です。

 避難所に入ることすらできず、車中で生活をし、「いのち」を落とした方がいます。DVT(深部静脈血栓症)→エコノミー症候群とも呼ばれますね。そういったことや、持病の悪化なども問題になりました。

 備えていても対応できないことはあるかもしれません。でも、備えていなければ、何もできないことだってありえます。

 阪神淡路大震災東日本大震災、熊本大地震、北海道地震、ここ数年でたくさんの震災が起きています。それだけでなく、未曾有の大豪雨や巨大台風による被害。わたしたちはたくさんの危機を経験してきています。そういう時こそ、みんなが手を取り合える、それが当たり前にできる世の中でありたいですね。

 

3・11 東日本大震災で亡くなられた全ての方のご冥福をお祈り申し上げます。