兵庫労連

兵庫県労働組合総連合(兵庫労連)は「働きがいのある、人間らしい仕事(ディーセントワーク)」の確立、地域経済・雇用・社会保障を守るための活動をしています。〒650-0023 神戸市中央区栄町通3丁目6-7 大栄ビル10F  TEL 078-335-3770 FAX 078-335-3830 rorenhyogo@shinsai.or.jp   “ひとりじゃない”相談するという選択 フリーダイヤル 0120-378-060 相談無料・秘密厳守 月~金12時~17時(土日祝日をのぞく)

台風きてないのに、、、

 みなさんお疲れさまです。台風はなんやかんやと逸れたというのに、夜中から雨が降ったり天気は良くないですねぇ。そんな今日は豆(10月)腐(2日)の日だそうです。大豆は栄養満点ですからね。

 さて、今日は兵庫収穫祭のお知らせです。「安全な食料は日本の大地から」を合い言葉に、県下各地の農民連が新鮮な農作物や加工品を運び込み、出血覚悟の奉仕価格で提供します。労働組合民商などの団体の模擬店も出店され、子ども連れも楽しめるイベントになっています。

 神戸市営地下鉄西神中央」駅下車して徒歩で行けるところです。11月10日(日)はぜひ足を運んでみてください。

f:id:hyogororen:20191002110315j:plain

★兵庫労連(兵庫県労働組合総連合)
〒650-0023 神戸市中央区栄町通3丁目6-7 大栄ビル10F
TEL:078-335-3770 FAX:078-335-3830
mail adress:rorenhyogo@shinsai.or.jp
★兵庫労連・労働相談センター
“ひとりじゃない” 相談するという選択
0120-378-060 相談無料・秘密厳守
月~金12時~18時(土・日・祝日は休み)

良いこと悪いこと

10月1日 今日は何の日でしょう?

 さてさて、最近は毎日のように企画紹介等のブログを書いておりますが、本日はこれ。今日は何の日でしょうということで、2つのお話をしようと思います。

 一つ目は消費税が10%に増税されたという残念なお話。二つ目は最低賃金が引き上げとなったというすてきなお話です。それぞれについて詳しく書いてみます。

消費税10%引き上げ、本当に大丈夫?

 ということで、まずは消費税増税についてです。安倍政権は消費税を2%引き上げることで、その税収を社会保障に充てるということを訴えています。また、低所得者の人には影響が少なくなるようにと軽減税率の導入もされましたが、実際に影響は少ないのでしょうか?

 みなさんは「せやろがいおじさん」って知ってますか?お笑いコンビ「リップサービス」の榎森さんがユーチューブで動画投稿するときのネタですが、9月30日づけの動画で消費税のリスク等についてわかりやすく説明しています。もしよかったら検索してみてくださいね。「せやろがいおじさん 消費税」で動画がすぐに出てきます。

 さて、一番に問題になるのが、消費税を増税したら本当に社会保障は良くなるのか?ということです。元々3%の導入から始まったものが既に10%まで増えています。全てが10%となれば確実に税収は税収は増えるでしょう。しかし、10%で買い物をする人が多くなければ社会保障に充てる財源は毎年のように変化してしまいます。安定した財源ではないですよね。さらに、過去の増税では買い控えや極力お金を使わない生活をする人が増えたのも事実です。年金問題などが出てくる中で将来の貯蓄が必要と言われており、その中で消費税増税をしても購買力を低下させる要因にしかならないのではないでしょうか。

 消費税が引き上げられたからといってそれで終わりではありません。減税させるための取り組みが必要となります。社会保障を充実させようと思うなら、消費税ではなく、安定した財源を確保することが必要となるのではないですか?所得に応じて適切な税を払うことが大切だと思います。富裕層ほど税金を払わなくて良い、低所得者は買い物をして税金を払ってください。これっておかしくないですか?

 おかしい、けど始まったものは仕方ない。という諦めは今後の消費税増税に拍車をかけます。安倍政権は10%で終わりとは言っていません。さらに引き上げる計画を過去にも話しています。自分の意志、思いを行動に移さなければ、何も止めることはできません。

最低賃金899円になりました

 今度はちょっと良い話。本日付で兵庫県最低賃金が871円から899円に28円の引き上げとなりました。本日以降の給料が時給換算して899円以下であれば最低賃金法違反となります。みなさんの給料は大丈夫ですか?

 兵庫県最低賃金引き上げに際して4つの分類の中でBランク、上から2番目です。当初は東京にある中央最低賃金審議会では27円の引き上げ目安となっていましたが、兵庫地方最低賃金審議会の議論で1円引き上げとなり、28円となりました。

 審議会に兵庫労連は審議員としては入れてもらえていません。傍聴、意見陳述、異議申し立ての機会しか審議会で発言する機会はありませんが、毎回欠かさず参加し、陳述も行うようにしています。

 最低賃金引き上げに際して問題視されるのが、中小零細企業についてです。元々は中小企業支援のための国の財源は35億ありましたが、今は7億まで引き下げられています。この支援を使う企業が少ないのも一つですが、ではなぜ使わないのか?制度の使いにくさも問題となっています。この制度は業務改善助成金といって、会社に便利な機械を導入するなど、投資を行った際に、その状況に応じて助成金を交付するというもの。どうあっても企業が投資をすることが先となるため、経営の厳しい企業からすればつかいづらいものになっていると言えます。全労連として、中小企業の支援拡充も最賃引き上げの要求の中で必ず訴えています。同時並行で闘っていく必要があります。

 最低賃金が全国1位と最下位では200円以上もの開きがあります。兵庫と大阪の隣同士でも65円の差があります。格差は広がるばかりです。全国で取り組んでいる生計費試算調査でも、どこでも1,400円~1,600円の時給が必要です。

 正規社員で働いているから最低賃金は関係ないと思っている方もいるかもしれません。それは間違いですよ。最低賃金が引き上がるとアルバイトやパートの賃金が上がります。それに合わせて民間企業は雇用形態の差を含めて社員の給料を引き上げることになり、民間企業の給料が上がれば公務員の給料も引き上がっていきます。最低賃金は全ての労働者に適応される法律です。低賃金労働者が増えている、有期雇用労働者が増えている中で最低賃金は真に労働者全てに影響を与える物となっています。

 本日は今から神戸大丸前で最低賃金宣伝行動に取り組みます。お近くの方はぜひ話を聞きにきてくださいね。

 

★兵庫労連(兵庫県労働組合総連合)
〒650-0023 神戸市中央区栄町通3丁目6-7 大栄ビル10F
TEL:078-335-3770 FAX:078-335-3830
mail adress:rorenhyogo@shinsai.or.jp
★兵庫労連・労働相談センター
“ひとりじゃない” 相談するという選択
0120-378-060 相談無料・秘密厳守
月~金12時~18時(土・日・祝日は休み)

立てよ青年!強い絆で団結!!

全労連青年部 第32回 定期大会を開催!!

 9月28日(土)~29日(日)、東京は全労連会館で青年部の定期大会が開催されました。

兵庫労連は青年実行委員会という青年部再建に向けた団体として特別代議員になるらしく、それで参加してきました。

 8単産18地方から代表が集まり、傍聴等を含め60名以上の青年が集まりました。一日目は最低賃金学習として、静岡県立大学短期大学部の中澤 秀和さんを講師に迎えて話しを聞いてきました。最低生計費試算調査のデータが保有率や消費量、合意形成会議を行ってリアルな実態から乖離しない物にされていることも非常に分かりやすく説明されており、分かりやすかったです。そういった調査を踏まえて出された結果はどこでも1,500円必要であること。一昔前は最低賃金なんて労働者にはほぼほぼ関係ない賃金として扱われていたが、現在の日本では生活していくために必要な賃金としての扱いになっていること。正規だから、月給制だからといっても必ずしも関係ないわけではないこと。最低賃金があり、賃金水準が上がらなければ民間正規で雇用されている人の給料も上がらないし、公務の給料も上がらない。逆を言えば最低賃金が引き上がればみんなの給料が上がっていきます。

 実際に面白いのが、兵庫県内のアルバイト時給等を見ていても、大企業は最低賃金ぎりぎりなのに中小企業は1,000円近くの賃金を出している(諸々と理由はありますが)といった情報が多くあります。もちろん中小企業を支援するための訴えもしていれば制度だってあります。本当に最賃の引き上げは不可能なのか?全国一律は不可能なのか?改めて考える機会となりました。

 学習会のあとに大阪と愛媛、愛知、兵庫から各地の活動について報告を行いました。最低賃金が一番大きく関わるのは正規でも非正規でも、結局は青年です。どこの会社の賃金体系も新入社員が一番低い賃金体系で働いているわけで、だからこそ最低賃金が大きく関わってくるわけです。青年が活動の中心に来るべきなのだと思いました。

 夕食はみんなで交流会でスペインバル?に行きました!なかなか面白くて、アルコールは自分たちで作る制度でした。お酒を飲みながら、いろんな地方や単産の仲間とたくさん交流してきました。青年の活力はどこから生まれてくるのか?本当に、みんな真剣に働き方をよくしたいという気持ちで全力で頑張っています。どこにも差はなく、単産・地方参加者みんなが同じ思いで頑張っていて、団結力は本当に強いなぁと思います。

 二日目は議案書に沿って多くの青年が発言をしました。各単産・地方の取り組みなども知ることができ、見習わなければいけないなぁと感じることも沢山ありました。名残惜しくはありましたが、最後はみんなで団結ガンバローをして集合写真をとりました。

 最後ではありますが、今大会のスローガンを書いておきます。

    声をあげなきゃもったいない!青年が声をあげれば変えられる!

   今こそ憲法を生かして、将来に希望をもち、安心して働ける社会に!

~多くの仲間を迎えて最低賃金大幅引き上げ、全国一律最賃制度を実現しよう~

次年度も青年の活動を拡げていこう!!

★兵庫労連(兵庫県労働組合総連合)
〒650-0023 神戸市中央区栄町通3丁目6-7 大栄ビル10F
TEL:078-335-3770 FAX:078-335-3830
mail adress:rorenhyogo@shinsai.or.jp
★兵庫労連・労働相談センター
“ひとりじゃない” 相談するという選択
0120-378-060 相談無料・秘密厳守
月~金12時~18時(土・日・祝日は休み)

神戸憲法集会しまーす

日本国憲法公布73周年 神戸憲法集会

 11月3日に神戸の勤労会館大ホールで憲法集会を開催します。

 今、安倍内閣憲法9条に自衛隊を明記することを含め、日本国憲法改憲することに執念を燃やしています。戦後、現在の憲法ができてから、戦争に巻き込まれることなく平和な時代を過ごしてきました。しかし、この改憲を機に日本が戦地に赴き戦うことになるかもしれない。看護師や医療職者が戦地に派遣されたり、若者が率先して戦地に送られる可能性も出てくる。様々なリスクを抱えたこの改憲を止めなければいけない。

 今どんな議論がされているのか、改憲論の行方は?そんな内容をお話いただきます。

 参加費は必要となりますが、是非、多くの方にご参加いただきたいと思います。学生の方も勉強がてらぜひどうぞ!!

f:id:hyogororen:20190930193532j:plain

f:id:hyogororen:20190930193536j:plain

 

第3弾はこちら!!

外国人労働者支援兵庫県連絡会 結成集会

 近年、日本では外国人労働者が増加しています。特に、今年から変更された改定入管法により、技能実習生が増加していることも影響しているかと思います。日本の労働力が不足しているため、海外から多くの外国人労働者を受け入れてはいますが、その実態はどうか。

 一時期、深夜番組でも取り上げられた某企業では、小さな部屋に数人の外国人労働者を押し込み、多額の家賃を請求し給料を回収するといったものや、長時間労働が蔓延している実態があります。

 また、実際に働いている外国人労働者のみならず、技能実習生を受け入れる日本側の団体でも労働実態が劣悪であり、労働相談を受けることもあります。

 安価に外国人労働者を働かせ、長時間労働と帰国させるぞと恐喝するなど、そういった労働環境におかれている外国人労働者は憂くなくありません。そういった方々を守るため、外国人の方と関わる諸団体と労働組合、この問題に関わっている神戸大学大学院准教授の斉藤先生で一つの団体を作ることとなりました。その結成集会を10月30日に行います。

 今後、この問題はさらに大きくなることも予測される中、この連絡会を結成することで、少しでも改善できるようにしたいと考えています。

 ぜひ、当日は神戸市勤労会館7階大ホールにお越し下さい。

f:id:hyogororen:20190927175616j:plain

 

続いてのご案内

第15回 地域人権問題全国研究集会 in 姫路

 全国地域人権運動総連合(略称=全国人権連)は、人権確立運動の積極的なたたかいの伝統を受け継ぎ、憲法を暮らしに生かして地域社会と居住者の権利を擁護し創造する運動を住民とともに展開する組織です。

 この人権連の全国集会が兵庫県姫路市で開催されることとなっています。

 10月18日(金)~19日(土)の日程で行われ、安倍改憲とメディアについてや八鹿高校事件から45周年、裁判闘争の成果と教訓についてなどを話し、2日目には4つの分科会に分かれて様々な報告があります。ぜひ、みなさんご参加ください。

f:id:hyogororen:20190926142915j:plain

 

革新懇全国交流会in兵庫の案内

 今年は多くの全国集会が、兵庫県内で開催されます。10月19日~20日に神戸市内で開催される革新懇全国交流会です。この革新懇という団体は、3つの共同目標を掲げています。

1.日本の経済を国民本位に転換し、暮らしが豊かになる日本をめざします。

2.日本国憲法を生かし、自由と人権、民主主義が発展する日本をめざします。

3.日米安保条約をなくし、非核・非同盟・中立の平和な日本をめざします。

 よりよい日本をつくるために、力を合わせて運動を起こすことが決定的に重要だと考えた多くの無党派の個人や団体、政党が生み出した組織です。
 「3つの共同目標」にもとづき、「国民が主人公」の日本をめざすとともに、一致する課題での共同をすすめ、一歩でも社会がよくなるように努力しています。思想、信条、支持政党の違いを超えて、目標や要求で力を合わせています。

 私たち国民一人ひとりがそれぞれに要求を持っています。その要求の一致点でよりよい政治を求めて協力・共同をすすめています。是非、ご参加ください。2日目には労働者の集会や青年の集会も開催することとなっています。自分の疑問などをぶつける機会としてもとらえてもらえたらと思います。

 

f:id:hyogororen:20190925171012j:plain

f:id:hyogororen:20190925171032j:plain



f:id:hyogororen:20190925171056j:plain